ロシア語と試験のこと
ロシア語の期末試験が終わりました。会話と読解と作文とリスニングと文法。4時間もかかった。解放感でいっぱいです。ヒューヒュー!
進級したい!たのむ!
試験に際して悪あがきとは知りながらも当日になって8000円の辞書を買いました。課金やんけ。 アー写を撮ったのでみてください。
帯の右上の「!」の角度がすきです 心意気を感じる いかめしさがロシア語っぽい
手のひらいっぱいのぶあつさ
とはいえクラスの子たちはとっくにこの辞書を持っているんですよね、 わたしは厳密にはロシア語専攻ではないので、他の子とちがって2年間しかロシア語をやらないし、その1年目もいままさに終わろうとしているしで、高額な辞書を買うのを躊躇っていたのですが、25言語を学べるわたしの学部のなかでもいちばんきついと名高いロシア語が、来年度からさらにどぎつくなるということで試験前の勢いにまかせて買いました。結局辞書をひくような時間はなかったけど。
今回の試験はロシアから試験監督を呼んできて ロシア政府が定める 外国人のロシア語運用能力検定試験 みたいなやつだったんですけど、
ロシア語専攻の期末テスト、身分証明にパスポートかマイナンバーがいるし受験料が1万円かかるし試験官をロシアの大学から呼び寄せるし試験時間は3時間半というやつです ウワーン
— ワ (@medetais) 2016年12月20日
試験監督の女の人の肌がまっっしろで、髪も色素が薄くて めちゃくちゃ見とれてしまいました。もう1人はおかずクラブのゆいPさんに似ていて、豪傑でやさしくて笑顔がほんとうの笑顔で素敵だった。ふたりとも意味のわからない蛍光色のパーカーを着ていました。
思い返すとわたしが試験監督に好ましい印象を持ったときの試験はけっこううまくいっているな 高校入試のときはアフロのおばちゃん先生のスーツがステッチのふちどり入りでとってもかわいかった。プリントを数えるときに親指をひと舐めてしていて、 入学してからわかったけれどそれは彼女の癖だった。 大学のときはベリーショートのしわまで素敵なざっくばらんに喋る女の人と 上品な喋り方で顔に大きなほくろがあってそれがとっても似合っている女の人だった。 入学してからベリーショートの先生が今年で退官なことを知って、その人の授業を受けたかったけど後期開講ですっかりわすれていた。気づいたときには時すでに遅かった。ウワーン
試験監督がロシア人なので試験に関しての指示も全部ロシア語で、それはまあ普段から全編ロシア語の授業も受けているのでわりと大丈夫だったんですけど、たまに難しい単語があったりわけがわからなかったりして それをわたしたちのロシア人の先生がぱっと平易な表現に言い換えてくれて、ロシア語でロシア語を通訳する みたいな状況が面白かったし、言語教育むずかしいよなぁ と思いました。あとは会話試験で試験監督がわたしの名前を誉めてくれてうれしかった。
厳密にロシア語専攻ではないというのは、実はわたしは日本語を専攻しているということなのですけど、母国語を外国語として学ぶために 違う言語を2年間みっちりやってこい!ということで、 とはいえ どの専攻語も語学をみっちりやるのは1.2回次だけで、3回生からは専門のゼミにわかれるので 結局わたしもロシア語を全編やるのですが、(英語を中高6年間で勉強したみたいに2年間で文法を一通り終えて、会話もリスニングも作文も留学できるレベルにする というスパルタシステム) 1.2回次には別々の言語をやっていた人たちが3回生になって日本語に帰ってきて、わたしの言語はこうだったけど日本語はこう、だの おれの言語と日本語はここが似てる、だのをなんやかんややるというかんじです。だからまだ日本語の勉強を全くやっていない。
日本語以外の専攻語は 出願のときに第1から第24まで希望を書いて提出して あとはセンターの成績できまるので わたしの専攻語がロシア語になったのは完全にたまたまなのですが、がんばっているからには留学もしたいし、でも日本語専攻がロシアに行ってどうするんだとか、どうせ留学するなら英語圏かなあとか、文学部開講の司書や学芸員の資格をとりたいとか 、日本語専攻には日本語教師志望が多いけど日本語教師には全く興味がないとか そのくせ日本語教師育成プログラムを開講しているヒューマンアカデミーはいけすかないとか いろいろ考えるところはあるのですが まあ とりあえずそういうことを考える時間がようやくできたということで、とりあえずはとてもほっとしています。
まだ春休みではないのですがね。英語のレポート……戦々が恐々……
さいごにロシア語のめちゃくちゃださい教科書の写真を載せておきます。