暗示的知識のはなし
エー 絶賛徹夜中です やることがおわらなくて なかば手が震えています わたししか悪くないけど こんなひどいことがあるかよと言う気持ち ウワーンだれかたすけて
大学2回生がはじまって1週間が経ちました 書いておきたいこと たくさんあるんですけど とりあえず おもしろかった講義とそれについて考えたことの覚書をしておきます こんな時間に(早朝4じ)!
わたしは対照言語学という講義をとっていて、対照言語学というのは まあそのまま たとえば英語と日本語の違いってなんだろうね みたいなことをやる分野なのですが、言語学のさわりみたいな なんというか 概論講義というんですか 広く浅くやさしくやりましょうという講義です。
その講義の中でおもしろい概念を知ったのですが、それが 明示的知識 と 暗示的知識 というやつで、ざっくり言えば 明示的知識は文法・暗示的知識はその他ニュアンス という感じになっています。
たとえば 複数の犬を見たときに 「dogs」としますが、これは dog + 複数形を表すs にわけられますよね、これが明示的知識です。明快に説明ができる・分析的 みたいな特徴があります。
じゃあ 「わたしはなまえが山田花子です」という文章 なんだかおかしいですよね 、意味がわからないでもないけどめちゃくちゃ気持ち悪い これが暗示的知識です。 日本語のネイティブスピーカーとして 暗示的に この文章よりもっと気持ちいい表現があるということを知っているから 気持ち悪くなるのです。感覚的・抽象的・総合的 みたいな特徴があります。
わたしたちは日本語の文法を学校で習っていないし、育ってきた環境も全然違うのに かなりの明示的知識をいつのまにか共有し 暗示的知識と組み合わせて日本語を運用しています。それってめちゃくちゃすごくないですか、すごいです
それで わたしが何をおもしろいとおもったのかということなんですけど、言語を学ぶうえで、じぶんがめちゃくちゃ暗示的知識有利な人間だ ということに気づいたんですよね。感受性が強い みたいなことをよく言われるのもそういうことなのかな…
「気持ちいい形」をのみこむのがすごく早いというか、文法を知らなくてもある程度コミュニュケーションを取ることができる場面がけっこうあるというか、たとえば 全編ロシア語の授業のときに、先生が話すロシア語をしっかり聞き取って 文法的に納得して 何を言っているのかを理解するというよりは かたまりでフレーズを聞いたらなんとなく何を言っているのか / 何が言いたいのか がわかる。脳内補完が上手というか 思い込みが激しいとも言うと思うんですけど 英語でもそうで、昔からの不思議な感覚になまえがついたような気持ちです。
そのかわりけっこう明示的知識には疎くて 大枠をつかむのは早いけど詰めが甘い!!!みたいな事態に陥りやすいです 訓練あるのみ…
もうひとつは 最近 twitterや 各種SNSをみていて 「暗示的知識にあえて逆らうような日本語」が流行っているのかなあ という仮説で、たとえば「眠みが深い」とか「嬉しみ〜〜」とか「BLみがある」とかそういうアレ。わたしの暗示的知識はこれに対して はっきりと 「No!!!ムリ!!絶対にいや!!!」 と叫びましたけど、まあその 暗示的知識をわざと裏切る快感みたいなのはわかる気がする。 わたしは激烈にお腹が空いているときに「激はらへりした」というヤバい日本語を使ってしまいます あかんやつや でも口にだすとけっこう気持ちいいんですよね。だからまあ今日は「若者がヤバイ日本語を使うのは じぶんの暗示的知識を裏切るのがきもちいいから」というのが結論です イェス!
たぶんわたしと作家の山田悠介はめちゃくちゃ相性が悪くて ストーリーが云々とかではなく それこそ漢字の使い方のひとつひとつが圧倒的にムリなんですけど、それも暗示的知識 いわば 日本語感覚が全然合わないんだろうなと思いました。逆にそういう感覚がハマる作家さんの本はストーリーは二の次で 「読んでいて気持ちいいから読む」みたいな境地にある気がします。本で酔っ払うことができる。酩酊するというか
最終的にその講義は「言語学は個人 / 個々の言語の暗示的知識を明らかにする学問だよ〜〜」みたいな感じでおわったのですが、めちゃくちゃおもしろそう 1回生を終えてわけのわからない一般教養を受講しなくてよくなり、勉学のよろこびに満ち溢れています なんでこんなに興味のある授業ばっかり?!??!??!!!とおもったら興味のある学部に入ったからでした わはは がんばるぞ〜〜
あと先生が穂村弘に顔がそっくりでにやにやしてしまった
おわりです!はやくねたい!ウエーン!おやすみなさい!
文化的娯楽のはなし
このまえともだちのブログを読んでウォーと思ったので紹介します
映画と小説と音楽はわたしたちのごく身近にある娯楽で、それらの違いを考察したエントリです。
映画や音楽は受動的に受けとるもので、小説は主体的に読み進めなければならない(自分でページをめくる必要がある) 音楽は何度も聴くことによってどんどん主体的な受けとり方になる なるほどな〜〜 !
そういう文化的な娯楽にアクセスするための実際的なハードルというか距離は だんだん低く 短くなっていると思うし、わたしは映画も音楽も小説もとっても大好きなのですが、本を読んだり文章を書くのが心理的にすごく億劫になったりするときがあって それってもしかして その ページを自分でめくる主体性 みたいなものを絞り出すだけの元気がないのかもな と思ったりしました。情緒回復の魔法!いっぱい本を読みたい!余裕をもった新生活を送りましょう
あとは 音楽の 受動・能動(主体性)の話で思い出したことがありました。
このポスターのキャッチフレーズ ほんとうに映画を最後まで観たのかよという感じでぜんぜん好きじゃないのですが まあそういうことです
グザヴィエ・ドランが2014年に発表した 『Mommy』という映画にめちゃくちゃ最高のシーンがあって、それがこれなんですけど(話の筋がわからなくてもなかば震えてしまうと思います ぜひみてください)
全編 画面のアスペクト比が正方形で 閉塞感のあるつくりになっているこの映画で たった2回だけそのアスペクト比が崩れるシーンがあり、そのうちのひとつがこのシーンです。この場面ではOasisの"wonderwall"がほとんどフルで流れるのですが、それについてグザヴィエ・ドラン本人がトロント映画祭で観客からの質問に答えています。
(なぜ曲をフルで使うのかという質問に対して)
「Oasisの"wonderwall"はそもそもめちゃくちゃ良い曲なわけだから、思い出がない人っていないと思ったんだ。それが、初恋の人とキスした瞬間でも、自分の部屋でベッドでひとりでヘッドフォンして爆音で聴いていた、でもいんだけど、この曲は、人の心に深く何かしらの思い出を残す曲だ。少なくとも僕にとってはそういう曲だった。それで、僕にとって、音楽が流れる瞬間というのは、映画の中で唯一、観客が映画に自ら参加できる瞬間なんだ。
映画というのは基本的には、僕が描きたいことが発信されているわけで、観客は受動的だ。だけど、音楽が流れた時だけは、観客がその曲を聴いた時に蘇る思い出とそのシーンを重ねて、能動的な体験をすることができるんだ。だから、僕にとって音楽は大事だし、特別なんだ」
ドランは、観客が受動的にうけとるコンテンツであるところの映画のなかで 観客であるわたしたちをむりやり 主体 にひきずりこもうとしている。そしてまんまと 輪郭のあやふやな でも胸を引き裂かれそうな 現実・気まずさ・はがゆさ・祝福・その他すべてのわたしたちを芯からゆさぶるものたち をまざまざと見せつけられてしまう。
わたしがドランの映画を観ていつもどうしても持ってしまう感想が「完全にわたしのための映画だった…」というもので、これはまた詳しく書きたいんですけど ドランの映画に限らず 文化的娯楽がときどきみせる そういう一種の暴力性みたいなもののことを、わたしはすごく好きだなぁ… と思いました
グザヴィエ・ドランのインタビューについてはこの記事を参考にしました
https://www.google.co.jp/amp/ro69.jp/blog/nakamura/122687.amp
追記: 伊坂幸太郎だか誰かが「小説や映画はネタバレを嫌がるのに音楽のライブは知ってる曲が演奏されると嬉しい」みたいなことを言っていた気がする 出典が全然わからないけども それもたしかに…!!というかんじですよね、 曲を自分のなかに取り込んで主体的にうけとるものに変換できたからこそ というか そこまでしっかり音楽を聴く層しか実際ライブやコンサートに行かないだろうな という感じもします。
新学期いかがお過ごしですか!!わたしはねむい!!!!!!
花束を買ったはなし
あのー、15日に日本に帰ってきました。海外研修のこと 毎日書く感を出しておいてアレなんですが、全然無理でした。ヒョワ
花束を買いました。母のバレエの公演のお花です。自分のお金で誰かに花束を買うのは初めてだったのですが、ワイン色のカーネーションと 大ぶりの白いラナンキュラスを入れて 母は花のワルツの役をやるので ピンク色で 予算はこれくらいで と注文して、可愛く仕上げてもらってうれしかった。
これとこれを入れて、イメージはこんな感じで、予算はこれぐらいで、と伝えてあとは任せてしまう。決めたいところだけ決めて、あとの細かいところはぜんぶぜんぶ委ねてしまう。それを基にして、大きさと色とイメージに合わせて、つめたくてすべすべの花がぎゅうぎゅうに束ねられてきれいにラッピングされる、いちばん美しい形でわがままを聞いてもらう。
花を買うのって儀式っぽいなあ とぼんやり考えていました。わたしは儀式がだいすき もっと安易&軽率に人に花を贈りたいな! あと部屋に生のお花を飾るのを習慣にしたい。
わたしが買った白い大ぶりのラナンキュラスは 一年で世界に3000本ぐらいしか出回らなくて、花の部分のひとつひとつがきれいにまるく包装されて出荷されてくる というようなことを店員さんに教えてもらってうっとりしてしまいました。人に贈るプレゼントでわたしまでこんなにご機嫌になってしまって すごくよい体験だった。
母が舞台でトゥ・シューズを履いて花の妖精になっているのをみるのも なかなかないことですよね、母がうれしそうでうれしかったです。すごくよかったかわいかった。
完全に余談なんですけど、妹と一緒に公演を観に行って、1時間何の連絡もなしに待たされて ひさびさに激詰めしてしまったのですが その姉妹げんかのあとの仲直りに買った17アイスクリームが儚くもえげつない折れ方をして ウッ……となりました でもまあ おもしろかった
おわりです! おやすみなさい。
海外研修4日目 ミャンマー→タイ
3月6日です。
今日はほぼ移動だけの日💭
ミャンマーのマンダレーから タチレクまで飛行機に乗って、そこから歩いて国境越え タイに入ったら4時間バスに乗ってあとは寝るだけという感じでした。
朝がゆっくりだったので、朝ごはんをカロリーメイトで妥協して クーラーの効いた部屋で携帯電話をさわりながらごろごろしていました。1人の時間がないと死んでしまう! クーラーとWi-Fi すばらしかった
空港に行くまでにベーカリーみたいなところに寄って ケーキを思うさま試食しました。カステラよりももうちょっとチープな感じの油のおおいココナッツケーキがめちゃくちゃ美味しかった! ミャンマーの貨幣のチャットは日本では換金できないので 使い切るためにけっこう買い物をしました。 物価がめちゃくちゃ安いのですが、1円イコール10チャットなのでかなりリッチな気分になれます😋
空港まであの トラックの荷台に乗るやつ (ソンタム?)に乗って行き、悪名高い ヤンゴン・エアーに乗ってタチレクへ。 ヤンゴン・エアーはプロペラ機なのですが、機内が狭くて ふらふらの低空飛行で でも添乗員のむちむちのムキムキで姿勢が良くて 制服がすごく似合っているお兄さんが めちゃくちゃ甲斐甲斐しくお世話してくれて楽しかったです。 機内食がおもしろかった。
タチレクに着いたら、歩いて国境を超えます。8キロ超のバックパックを背負って蒸し暑いなかがんばりました まあ普通に出入国審査をするだけなのですけど、部屋の入り口を間違えてミャンマー人のおじさんにめちゃくちゃ笑われた。のんびりしていて愉快な人々です。
国境はこのゲートを越えてからのけっこう中途半端なところにあって 道路沿いのめちゃくちゃ汚い川を眺めていたらいつの間にか通り過ぎていました ヒィー
タイに入ると、現地で日本語教師をやっている先輩が待っていてくださり、バスに乗ってチェンライへ 4時間
バックパックを膝に乗せて その上に手持ちのカバンを乗せて 首に巻くまくらをしていたのでめちゃくちゃぐっすり眠れました。おしりが痺れた。
休憩地点で カオ パッタイ ムー を食べました。カオはご飯、パッタイは炒める、ムーは豚です タイ版の焼き飯!めちゃくちゃ美味しくて感激しました 80パーツ 240円で満腹!
ホテルに着いたらあとは寝るだけです
明日は高校を訪問して 象に乗ります 🐘
海外研修3日目 ミャンマー🇲🇲
ミャンマー2日目です!研修3日目に書いたエントリです!
今日はめちゃくちゃ濃い1日でした。ミャンマーを大好きになってしまった!
朝5:30出発で托鉢→朝ごはんにモヒンガー→ミャンマー人の日本語学習者とエクスカーション 民族衣装モヒンガー→寺院へ →おひるごはん→本屋さんとスーパーマーケットへ→ 喫茶店→大きなブッダ→橋→市場でごはん デザートはいちごヨーグルト
托鉢はお坊さんに食事や日用品を施すもので、そこへはサイカーという自転車に荷台が付いている2人乗りの乗り物に乗って行きました。
わたしは後ろ側に乗っていたのですが、コンビニがなく、街灯もほとんどなくてむき出しの蛍光灯だけの真っ暗の まだ日が昇る前の涼しい街を 後ろ向きで進む 空を見上げて お化けみたいな木とか 野良犬とか 野営の焚き火とか そういうのを見てると なんというか 全能感がありました。ウォールフラワーという映画の1番有名なシーンを思い出しました。
だんだん明るくなって 人と車が増えて 活発になっていく街を見るのが新鮮でした。 運転手さんが上り坂を漕ぐのがめちゃくちゃしんどそうだった。ミャンマーは車線なんてあってないようなもので、突然クラクションが鳴って車がこっちに向かってくるのでめちゃくちゃ怖かった。でも楽しかったです。
そして托鉢を体験したのですが、少しルールがあって、施す人は裸足にならないとダメ とか お坊さんには絶対に触ってはいけない とかでした。 お坊さんは裸足で、小さい子からお年寄りまでいて、体の大きさに合った鉄の入れ物を持っていて、そこにご飯をよそったりから揚げや卵をのせたりという感じでした。なんというか めちゃくちゃアホたいなんですけど、徳を積んだ気持ちになってしまいました。がはは
日用品はくじ引きで当たったものが施されるのですが、けっこうお坊のみなさんがきゃぴきゃぴしていて、ときどきガッツポーズする人なんかもいておもしろかったです。一方で 小さな子でも 粛々と迷いなく引いて迷いなくひらく くじ引きに嗜好性を求めないかんじの人たちもいました。から揚げが欲しくて何回も並んでた男の子が可愛かった。
朝ごはんは教授とお知り合いのミャンマー人の方のおうちでいただきました。 モヒンガー プラム いちご 魚のすり身 など
モヒンガーはおいしかったけど なんか食べたことがある感じがして よく考えたら風味がカップヌードルカレー味でした。それよりちょっとえぐめ。みんなおかわりしててすごかった。ミャンマーではわんこそばよりすごくて、お皿からものがなくなりかけたらすかさずお代わりを尋ねられます。親切!食べた部屋の窓から朝焼けが見えました
ミャンマー人学習者とのエクスカーションでは8人ぐらいのグループに分かれて行動しました。まず最初はロンジーという民族衣装のお店を見に行きました。ざっくり言うと腰に巻く布というかんじ。ミャンマーでは8割ぐらいの人がこの民族衣装を着ています。上と下が分かれているのですが、上もきちっと着るひともいれば、上はTシャツやポロシャツの人もいました。涼しい。相場が15000チャット(1500円)のところを6500チャットぐらいで買えてうれしかった。物価が安い!
その衣装を着て、パゴダに行きました。
パゴダは寺院のことなのですが、きまりとして、①裸足であること ②くるぶしがかくれる丈のボトムスを履いていること がありました。
裸足で歩くのはすごくたのしかった!地面がアチアチでした。蓮の花を買って、仏の前の祭壇にある花瓶に飾ります。
仏像の頭の後ろに電飾があってさながら CR・ブッダという感じ。
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座り方はなんでもいいのですが、手を顔の前で合わせて、地面まで合掌3回で祈ります。花売りの女の子がたくさんいてかわいかった。 仏の奥にはミャンマーの伝統的な日焼け止めの タナカー をしてくれるところがありました。タナカーは何かの木を擦ったものなのですが(ちゃんと調べます😂)、塗ったそばから清涼感があってすてきでした。 タナカーは10歳ぐらいの女の子が塗ってくれます。手際がよくてうっとりしてしまった。!
移動は荷台に屋根が付いていて茣蓙がひいてあるトラックでしていたのですが、寺院からでてそのトラックに戻るまでの間に 学習者の男の人がサッと足の裏を拭くものを買ってきてくれてめちゃくちゃときめきました。わはは
その次はおひるごはん。正直ミャンマー料理 食べられるかめちゃくちゃ不安でたくさんカロリーメイトやカップラーメンを持って方いたのですが、ちゃんと説明のあるものも多いし、美味しいものがたくさんありました。どこかのエントリでも書きましたが わたしめちゃくちゃ食に保守的なので、「よくわからないけどとりあえず食べてみたらウマイ」 という体験をできてよかったです。 お口直しみたいな感じで壺に黒糖を固めた飴が置いてあって、めちゃくちゃ甘いけどめちゃくちゃすてきでした。
ご飯を食べ終わったら腹ごなしに本屋さんとスーパーマーケットへ。ミャンマー人が普段どんなところで買い物をしているのかを見たくて、連れて行ってもらいました。スーパーマーケットではお米が山になって売っていたり
たくさんの香辛料が売っていたり
あと、ミャンマー料理はめちゃくちゃ油が多くて それは 油=豊か ということだかららしいのですが、スーパーにもアホほど油が売っていてびっくりしました。 あと 民族衣装ロンジーが量販されていたのにびっくりしました。布がちゃっちい感じ。でもリボン柄とかハート柄とか かわいかった。
わたしが行ったのはイオンモールみたいなところだったのですが、 「JAPAN STORE」という名前で 日本の百均の商品がなんの翻訳もないまま 1800チャット均一(180円)で売られているお店があってめちゃくちゃおもしろかったです。ぼったくりやんけ。バナナカッターの使い方とかわかるのかな。
あと、店員さんたちのリラックス具合が本当にすごかった。思い返してみれば空港のチェックインカウンターでも係りの人が堂々とiPhoneを充電しながらいじっていたりしたのですが、店員さんたちは座り込んでiPhoneをさわりながら同僚と談笑 お客が来たら随時応対 という感じで 穏やか和やか朗らかな雰囲気でした。
わたしたちが 連れて行って! とお願いしていたプログラムはここまでだったのですが、時間がめちゃくちゃ余っていたので 喫茶店に連れて行ってもらいました。ミャンマーでは 女の子たちだけでカフェで長いことお喋り みたいなのは少しはしたなく映るみたいで あんまりやらないみたいでした。どうして? と聞いたらびっくりしていてびっくりした。 ミャンマーでは夏(4月)でも熱〜〜い甘〜〜いミルクティーを飲むそうです。甘いミルクティーと交互ににちょっと甘いふつうのお茶も飲むのが習慣らしい。ちょっと甘い方は無料です。おなかちゃぷちゃぷ! でもすっっごくおいしかったです。暑い時に熱いものを摂るとすっきりしますね。一緒に食べた ベンモン というお菓子も最高だった。◎
そのあとはなんかめちゃくちゃ大きいブッダのある寺院へ。
女性は1番近いところまでは入れない決まりなのですが、ここでのお願い事は本当によく叶うらしい!ワオ 壁の装飾の仏さまの顔が穏やかですてきでした。
撫でたところが良くなる系の像を思うさま撫で回して、「撫でた人は良くなるけど撫でられた側はどんどん物理的にすり減って消耗していくのだよな〜」と思ってゾッとしたりしました。
ちかくにビカビカ光る仏具店がたくさんあっておもしろかった。ブッダモチーフのステッカーがかなりぶっとんでいて良かったです。使い所がないから買わなかったけど…
そのあとはまた移動して 長い高い有名な橋へ。名前が本当に思い出せないのですがかなりたくさんの観光バスと観光客(フランス人が多かった)が来ていました。おめあては夕日 🌞 橋は地面からすごく離れているのに柵がなくてぜんぶ木でできていて 途中から下が川になるのでけっこうスリリングでした。たくさん歩きました。たのしかった!最後に学習者の人たちが買ってくれたコーラが世界で1番最高でした。
移動中はトラックの荷台で 学習者のリクエストに応えて日本の歌を歌ったり みんなでしりとりをしたりしました。特にしりとりは日本人は学習者の語彙範囲の名詞を出すのに苦労したし、学習者たちも苦しみながらワイワイたのしめてよかった! あとはロンジーでの乗り方降り方を教えてもらったりしておもしろかったです。
学習者のみなさんと別れてからは晩ご飯を食べに市場に行きました。豚串をよくわからないスープにつけて食べる奴が一本100チャット(10円) 肉っぽいところを選んだのにぷるっぷるで1本でやめてしまいました あれは耳だったのか…?
デザートはいちごヨーグルト🍓🐮
有名なお店だったようで、手作りのヨーグルトがめちゃくちゃ濃厚でほんとうにおいしかった!!練乳がかかっているのに砂糖をかけたりして激甘にして食べます。もういっかいたべたいな〜〜
なんというか、こういう研修で連れて来てもらわないとミャンマーなんか来ないだろうな と思っていたのですが、これは また来てしまいそうです。自分の目と肌で確かめられて良かった。
あとは 情報は色々インターネットで手に入るけど、その情報は現地人の口から聞くのとどう違うのだろう ということを考えたりしました。たしかに学習者の日本語は分かりにくいことも多いけど、ウーム など
あとは乞食のひとが本当に多くて、子供を抱きながら寄ってくるのですよね。ロシア語の先生からも、いろんな先輩からも 「無視するのが良い 1人にあげるなら全員にあげないといけなくなるし、本当に生活に困っているのかもわからない」と言われるのですが、そういうことではなくて、感情としてけっこう揺さぶられるものがあったというか、理屈はどうでもいいから目の前の人を助ければいいのでは? と思ったりして 伊坂幸太郎の小説「砂漠」に出てくる西嶋という青年のことを思い出したりしました。わたしも砂漠に雪を降らせないといけないんじゃないか…など まあでも 現地の人たちはわりとフランクに施していて なるほどな と思ったりしました。旅行者とアレはまた全然違いますよね、こういうのいつまでたっても折り合いがつかなくて困っちゃうな…というきもちです。
さて、今日はこのへんでおわりです。明日はタイに戻ります 🇹🇭
海外研修2日目 ミャンマー🇲🇲
やっとWi-Fiがサクサク動く環境にいます!うれしい!
海外研修2日目に書いたエントリです!
今日は タクシー移動→空港近くのワットドンムアン朝市であさごはん→ミャンマーへ🇲🇲→バスでレストランへ→ホテルに荷物を置き→HITOセンターでミャンマー人の日本語学習者と交流→馬車でホテルに帰る というかんじでした。
ワットドンムアン市場では豚の串?ともち米を食べました タイではもち米がビニール袋に入って売っています 2つで25バーツ 75円ぐらい 安い!ウマイ!焼肉のたれの味がした あとなんかラーメン 麺がめちゃくちゃ細くてびっくりした
タイは道路のあちこちにお店があって、むき出しでドン!と置いてある机に座ってそこで食べるというかんじです
朝ごはんを食べた足で空港に向かって飛行機でミャンマーに向かおうとしたのですが、わたしがミャンマーの入国ビザを印刷してくるのを忘れてしまってけっこうもめました。結局 メールでチェックインカウンターにビザの画像データを送って印刷してもらったのですが、入国できないところでした 危なかった 先生も先輩もめちゃくちゃ助けてくれてフォローしてくれてウワーンという感じでした やらかしてしまった
ミャンマーに着いて、現地の先輩と一緒にバスでお昼ご飯のレストランへ。街は 白い剥き出しの地面 手作業で道路をコンクリートにしているみたいで、細かい砂やコンクリートが舞って空気がもあもあでした。お花みたいな木 花びらの葉っぱ 細い木が密集して生えていた。暑いけどカラカラで 全員きれいに日焼けしていました。あと道路はまじでクラクションがめちゃくちゃ多い 危ない!とかではなく、今から通るからとけ!!みたいに聞こえました。車線がない道路が多いしあったところでという感じ ヒュウ
豪奢な車内
お昼ご飯は白ごはんがほそながかった。ぱらぱらで匂いが強くてじょりじょりしていた。鶏肉を頼んだはずが得体の知れない肉がでてきて、たぶん羊なんですけど、骨に囲まれていた肉塊からがんばって肉を剥がして油の浮いたカレーにつけて食べた。味はおいしいんだけど、ごはんにえずいてしまった。くさい!
そしてHITOセンターというところで ミャンマー人の日本語学習者と交流 今回ミャンマーでお世話になっている先輩はここで日本語教師として働いている人で、このセンターに寝泊まりしているらしかった。 ミャンマーのみなさんは日本語がうまかった。! 最初はわたしもめちゃくちゃ緊張していたのですが、だんだんうちとけて会話できて楽しかった。ガンガン質問してくれる人もいれば めちゃくちゃシャイな人もいて、 でもみんな一生懸命でした。 わたしの英語やロシア語も 彼らが話す日本語のように聞こえているのかなあ と不思議な気持ちになった。 わたしが質問をして、?? という反応をされた時に適切に言い換えられなくて あとは 語彙をつかめなくて ちょっとガーンとなりました。だしもので歌をうたっている時に こんなところで誰となにを通じ合っているんだろうすごすぎないか、とおもってめちゃくちゃうるうるしてしまった。「見栄を張る日本人」というテーマで練習してきた日本語でのスキットは段取りがちょっと悪かったけど思ったより反応が良くて楽しかった。小道具で持って行った 聖★おにいさん をミャンマー人に布教してきました。わはは
そのあとは何人かのミャンマー人とレストランへ。暗いし道路も危険だしで、ミャンマー人のカップルの女の子の方が道路を歩くときに手を繋いでくれて、男の子の方はコナンに出てくる服部平次に似ているかなり日本語の話せる感じだった。
わたしが何回も道に躓いていたら、女の子の方が ミャンマーの諺を教えてくれて、男の子の通訳によると あなたを待っている人がいる のだそう。ヒュウ!
レストランはなんというかキャンプ場みたいな雰囲気でした。パラソルとかんたんなつくえといす。蚊がすごくて発狂しそうだった。野良犬と野良猫が多い!がりがりの目が多い猫に食べ物をめちゃくちゃ狙われていた。
晩ご飯は中華料理で、にんじんがおいしかった 🥕
そのレストランからは馬車で帰りました。
興奮しないように目隠しされて、木のがたがたの車輪で あんなに危険な道路を走らされる馬にめちゃくちゃ情がわいてしまって大変でした。でもめちゃくちゃ楽しかった! 揺れのリズムが初めての感じでした。
ホテルは ホテルというかゲストハウスという感じで、外国人専用なので フロントの人たちがみんな日本語も英語も話せてすごかった。日本語を話せる人はHITOセンターで勉強していたらしい。HITOセンターのしくみをわたしもよくわかっていないのですが、たぶん塾みたいな感じで、大学生もいれば高校生もいて、社会人もお年寄りもいるという感じでした。 ホテルのWi-Fiのパスワードが123456789でめちゃくちゃおもしろかった。けっこう快適でした。
交流会では日本語学習者が浴衣を着るコーナーがあったのですが、「浴衣で一緒に写真を撮りましょう」と言っていた女の子と、時間の関係で写真を撮れなくてウワーーーーとなったのですが、旅をするということはもう一生会わないであろう物や人にそれでも一回出会ってみるということなのかもしれない、と思いました。さみしい。
明日は5:30出発で托鉢に出かけます!寝るぞ寝るぞ寝るぞ
海外研修 1日目 ②
さて、香港から飛行機を乗り継いでタイに向かいました。乗り継ぎの手続きの間 研修の参加者誰とも会えなくて ちょっと泣きそうになりながらなんとか飛行機に乗ったら 引率の教授が飛行機の搭乗時刻のぎりぎりを攻めたらしくて、機内で何度も名前が呼ばれていたので 飛行機間違ってなかった〜〜〜〜!とホッとしました。タイとは時差が2時間あって、タイの方が早いのですが、その関係もあってか機内食がまた出てきておもしろかったです。おなかいっぱい
そのあとは数独に夢中になっているうちにタイに着きました。めちゃくちゃ蒸し暑い !日本から着ていたヒートテックを脱ぎ損ねて痛い目にあいました。
タイといえばタイ文字なのですが 仕組みが
全然わからなくてかっこいい。
タクシーに分乗してホテルに向かおうとしたのですが、たぶん人数が多すぎるとかで乗せてもらえず、その交渉にはやっぱり英語を使うわけですけども、双方が英語母語話者ではないという状況で、たとえ片方だけが話せても全く意思の疎通ができないということに直面しました。結局うまいこと乗せてもらえたのですけど。
タクシーの車窓から見るタイの街の印象は、生活感がすごい!!!というものでした。郊外から都心に向かったのですが、都市計画なんてあったもんじゃないんだろうなあという感じ。乱立するパラボラアンテナに多すぎる窓。だんだん都会に近づくにつれて近代的なビルも多くなるのですが、近代的というか前衛的というか、東南アジアってけっこうそういう建物が多いイメージなんですけど、直方体のビルの上に寺院の頭のあの玉ねぎの部分だけがのっかっていたり、テトリスのピースみたいな形だったりでおもひろかったです。
テトリスのピース
あとは、日本のマンションって ベランダが直方体から突き出していると思うんですけど、タイのマンションは ベランダがへっこんでいて 直方体としてのすべすべを保っているという感じで、かっこいいな〜〜と思ってみていました。
こんなかんじ
太陽が大きくて空にぽっかり穴が空いてるようだった。なかなか沈まなくて、沈んだ後もしばらく空は明るくて、それで、急に暗くなる という感じでした。月も異様に黄色いし、地球って丸いんだなあ!
それから国王の死を悼んで服喪を表明する看板を本当にたくさん見かけました。わたしが泊まっているホテルの最寄り駅には菊の花と等身大写真といっしょに祭壇がつくられているほど。わたしたちも、高校や大学を訪問する際にはそれに配慮したフォーマルな服装をするように指導されています。これこそが文化の違いというか、そういうものを感じました。
ホテルに荷物を置いたらつぎは列車とバスで市場へ向かいます。列車の切符はオセロのコマみたいなやつ
タッチで改札に入るのですが落とさずカッコよく通過するのがめちゃくちゃ難しい モタモタしているとゲートが閉まって体が挟まれます。骨盤が割れるかとおもった。あとエスカレーターがめちゃくちゃ速い
列車の中はクリーム色の電灯にくすんだ群青色のつり革でめちゃくちゃ情緒があるのですが、なんせ 乗客がしゃべるしゃべる! 列車で電話をすることなんかおかまいなしでした。つり革が座席名前じゃなくて通路の真ん中にあるのでどこに立っていいかちょっとどぎまぎした。座っていて圧迫感がないのはいいことですね。
市場ではいろんな夜店が出ていて よくわからないものにいろいろ挑戦したりした 竹筒にココナッツミルクで炊いたお赤飯をつめて焼いたやつが美味しかったです。ココナッツパンケーキをそうだとは知らずに食べて、なんか食べたことあるこの味!となって、全員でいっぺんにミスタードーナツのこれ
をおもいだしてゲラゲラ笑いました。蒸し暑くて、昼間に道路が焦がされた匂いが町中に残っていて、なんというかお祭りの日みたいでした。これが日常という生活もあるんだな〜と スーツ姿で生ぬるいミニマルで得体の知れないお寿司を買って帰る女の人を見て、ちょっと気の遠くなる思いがした。
市内のバスは轟音で すごい速さではしる 全てが大仰です 停留所に停留している時間は10秒ぐらい 運賃のシステムはわりにいい加減で、係の人が集めに来る 見逃しが多いし確認もしない 車壁はブリキで床は古びた木のフローリング 蛍光灯と無骨な扇風機が何台もぶらさげられていた
ホテルのシャワーは水しか出なかったけど、蒸し暑いのでそれでもとっても気持ちよかったです
黄色い二段ベッドの下の段で眠ります
明日もハードだ!