移動祝祭日

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避暑留学・帰国

        お久しぶりな感じですね、日本に帰ってきて5日目です。湿気がすごい!でもかなり涼しくなっている!昨日から新学期が始まっており、これを頑張れば来年再来年が楽なのでやる気に燃えています。

        ロシアの最後の学校の日は修了証書をもらって先生も交えてお菓子パーティをして、家に帰ってからはみんなでお酒を飲みまくって近年稀に見る2日酔いをやったりしました。2日酔い状態で乗る飛行機は最悪だった、ウワー  わたしってお酒好きなんだな、ちゃんとわかって飲まないとずっとずっと飲んでしまう、気をつけます。

        時差もしんどかった、日本→ロシアは1日の時間が増えるのでラッキーなんですけど、ロシア→日本は1日が6時間減るのでつらい、寝不足な気分が続いています。

 

        避暑留学・準備 の答え合わせ。

服は割と過不足なかった。最後らへんは分厚いセーターが手放せなかった。劇場用のフォーマルな服は、自分の気持ちが許せばいらなかったかなという感じ。仕事帰りに観に来る人も多いので激烈にカジュアルでなければよかった。夏用の服は着なかったな、暑い日はあったけど今の日本みたいな気温だったので秋のワンピース一枚で事足りた。

 

結局ホテル生活だったので鍋はいらなかったけれどお湯が出るサーバーはあったので味噌汁は役に立った。お世話になった先生にプレゼントするとめちゃくちゃ喜んでもらえた。お箸と醤油はあってよかったな!あとドライヤーとお風呂用サンダルは生活の質をめちゃくちゃ上げてくれた、もっていってよかった。

 

お金のこと。日本円から直接ルーブルに替えるより一度ドルを経由するのがいちばんロスが少ないみたいだった。初耳!ショック!なんだかんだお金は足りたし大丈夫だったのですけど、うーーーん、デビッドはあってもよかった。物価が安めなので贅沢をしなければ1日800円ぐらいで生活できました。

 

読んだ本。「エドウィン・マルハウス」「ラピスラズリ」「夜の国のクーパー」「移動祝祭日」「きらきらひかる」「ライ麦畑でつかまえて」 結局持っていった本は全部読んだ。寝付けないような時や移動時間や散歩のお供にとてもよかったのでこの調子でいきたい。「ライ麦畑でつかまえて」は5年ぶりくらいに読んだのだけど、今回はちゃんとすみずみまで理解しながら読んだ。名作と言われていることに納得した、村上春樹版を読んだので旧訳版も読みたい。

 

        帰国したらその足で父と焼き鳥を食べに行って、それから今日までも母と会ったり友人と会ったり  なんというか 近況報告や祝福やなんやらでいつもより場の空気が素直になっていて 生前葬みたいな感じで面白かった。会いたいと思える人がいるのも会いたいと思ってもらえるのも幸せなことです。

 

        この1ヶ月間はわたしにとってめちゃくちゃ大きいものだったけれど、同時に人生のなかでノーカンになる期間のような気もしていて、人生のなかのノーカン期間というのはつまり モラトリアムということなんですけど、うーん、なんというか ちょっと「わたし」から離れていた、根っこのところはもちろん完璧にわたしなんですけど、新しい自分を構築する期間というか、ぽかんとする時間が与えられていた。ほんとうにさまざまを感じて考えたし、すっきりした頭でぼんやりする時間をたくさん持てたのは幸福なことでした。いろいろ書きたいことがある!とりあえずそんな感じです。