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ふりかえって10代に手を振る

        8月になりましたね。みなさんいかがお過ごしでしょうか。わたしはあと1教科 ウクライナ語の期末試験が残っているのでまだ夏休みではないのですけど、今日はお休みでした。アルバイトもなし! だからと言って何をするでもなく、勉強しようしようと思いながら動画をみたり、寝たり、なんというか、呆然と過ごしていました。

        最近好きな動画は We bare bears というアメリカの短いアニメで、全編英語なのですが案外何言ってるのかわかるし楽しい、ice bear のことが本当に大好き

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去年の夏は大山のぶ代さんバージョンのドラえもんにドはまりしたのちサンドウィッチマンのコント、トムとジェリー、インパルスのコント及び板倉さんの動画と、好きになったジャンルをすみからすみまで割とどんな手を使ってでも観尽くしているので侵略者のような気持ちになります

 

        今日は本当は、神戸の元町映画館というところでやっている トレインスポッティングの2作同時上映に行こうと思っていたのだけど、なんというか、決意が足りなかった、ウクライナ語の試験が3日にあるので勉強するなら今日か明日なんだけれど明日勉強するのは嫌で、昼から近くの喫茶店まで出かけて勉強しよう、それまではベースの練習をしよう、と、思っていたのだけど、思っていただけでした。

        13時から16時までの時間のすすみかたって異常に早くないですか、14時半くらいまでは「まだ大丈夫」感があるんだけどそれを過ぎると一気に転落していく感じがします、わたしは何度同じ落ち方をするんだろうか。

        あとウクライナ語の話なんですけど、本当に面白くない。言語学習の醍醐味は、ただの無機質で退屈な文字列や わけのわからない音の連なりが だんだん意味と必然性をもって目の前に立ち現れてくることだと信じているのですけど、ウクライナ語にはそれがないんですよね。理由というか 原因は簡単で、私がある程度ロシア語をやっているから。ロシア語とウクライナ語はほんとうに似ていて、すでに何を言ってるのかだいたいわかるので、細かい違いを覚えるだけの教科になってしまっていてうんざりしています。でも発音はロシア語より柔らかくて優美な感じ、どうにか乗り切ります、ウム

 

        さて、友人の言を借りるなら、(ほんとうは言だけじゃなくてタイトルも借りました、すてきでしょ、いい記事です)  

いよいよもうひとつ寝るとお正月になってしまいました。20歳になります。

 

        なんというか、毎年言っているような気がしますけど、まさか自分が20歳になるときが来ると思っていなかった。あさってには48歳くらいで、しあさってには骨になってお墓にいるんじゃないかと思ってしまう、そんな速さでびゅんびゅん時が進んでいる。

 

        小学校4年生から大学2年生までを10代で過ごして、高校2年生ぐらいまでの記憶があんまりないんだけど、小学校ではあんまりうまく友達を作れなくて、というか高学年になって突然始まったグループ文化についていけなくて、勉強がしたくて、私立の中学校を自分で探してきて入学して、家のあれこれはきつかったけどほんとうに楽しかったな、初めて自分で選択して責任を取ったことがらかもしれない。

 

        10代後半のここ3.4年間ぐらいはわたしにとってめちゃくちゃ大きいと思う、大仰に言うと これからの人生の土台になるような、そんな感じ  ようやく物心がついて目の前がクリアになっていろいろ考えた日々だった。

 

        あとはやっぱり親ってすごいです、たとえば5年経っても0歳の子供は5歳にしかならないんですよね。当たり前のことを言っているようですが、わたしが過ごしてきたこの5年間のことを思うと気が遠くなるというか、 彼らはこれを20年分やっていたのかと思うと途方もない。  いろいろあったし、まだまだ全然思うところはあるのですが ひとりの人間をこれだけの期間見守る というだけですごいとおもう   率直にありがとうという気持ちです  こういう気持ちで20歳を迎えることができるようになってよかった、間に合った。!

 

        20歳のわたしに期待することは、どんどん自分の世界を拡げること、選択を恐れないこと、自分の声をちゃんと聞くこと、あらゆることに対してちゃんと折り合いをつけること。

        10代のあいだは小中高大と、あんまり自分で選択をする場面がなかった、あったとして志望校だとかそういうことで、高校も大学も義務教育でないとはいえ ほとんど行くことは決まっていたようなものだし、そういうように社会の仕組みがなっていると思うのですが、これからはびっくりするぐらいたくさん 自分で選んで自分でがんばって自分で責任をとらないといけない場面があるんだろうと想像していて、そういうときにいっぱい悩みながらもちゃんと自分で選択して飛び込んでいけるようなしなやかな人間になりたいです。30歳ぐらいまでに自分が腰を据えてやることを決めてその準備が整っていればいいな。選択しない、ということも選択だとおもうし、ハイ

 

        けっこう毎年歳をとるときにはこわくて震えながら過ごしているんですけど(なぜならわたしは絶対に死にたくない)、今年はよりこわい。14歳になったみたいに、19歳になったみたいに20歳になるというだけで、別に特別なことでもないとはわかっているんだけど、なんというか、取り返しがつかない感じがする。可笑しい。

        だけどいつもより少しだけ前向きな気分でもあって、それはここ数年、ここ数ヶ月でかっこいい大人、楽しそうな大人にたくさん出会えているからだと思います。わたしもそういう風になれるのかな、なれるといいな、なれるよね。わたしはわたしの前途を誰よりも祝福します。

 

     

ありがとう10代、もう行くね、ほんとにありがとうね、さようなら。 バイバイ!